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完璧な造形美を持つクルマほど、日常を破壊する猛毒を秘めている。レクサスLC500のスマートキーを握りしめ、地下駐車場に降り立った夜、私はその「毒」の真意を悟ることになった。
目の前に鎮座するのは、コンセプトカーがそのまま公道に飛び出してきたかのような非日常の塊。ドアを開け、日本の匠の技が光るアルカンターラの特等席に沈み込む。ここまでは至高の体験だ。だが、現実はすぐさま牙を剥く。
「後ろにジャケットを…」と振り返れば、そこにあるのは座席の形をしたただの「高級な手荷物置き場」。友人を乗せるなど言語道断だ。さらにナビを操作しようと旧型のタッチパッドに指を滑らせれば、そのもどかしさに思わず舌打ちが出る。
「おまけにコンバーチブルなら、屋根が開くだけでプラス150万円だと? 布製の幌を青空駐車で晒せば、劣化や鳥のフンに怯えて夜も眠れやしないじゃないか」
頭の中で、コスパと実用性という名の裁判官が「無駄の極み」という判決を下そうとしたその時。私はセンターコンソールのスタートボタンを押した。
『グォォォン!!』
コンクリートの壁に反響する、絶滅危惧種「5.0L V8自然吸気エンジン」の暴力的な咆哮。その一発の産声を聞いた瞬間、すべての不満が霧散した。アクセルを踏み込めば、2トンの重さを忘れさせる官能的なサウンドが脳内麻薬をドバドバと分泌させる。
「実用性? コスパ? そんな貧乏くさい言い訳は、箱型のミニバンに乗ってから言え」
V8の調べと、街のショーウィンドウに映るあまりにも流麗なシルエット。LC500は移動手段ではない。人生の不便ささえも極上のエンタメに変えてしまう、最高に刺激的で、最高に厄介な「走る芸術品」なのだ。

本音をぶつけろ!
コメント一覧 (2件)
唯一無二のV8自然吸気が奏でる咆哮と、見る者を奪う流麗なシルエット。不便さすら愛おしくなる、これぞ日本が誇る最高峰の芸術品です!
いつか買いたいよ泣
LC500買えるくらいならポルシェ911やGT-Rを買うだろ。見た目だけの『レクサス価格』に大金払うのは無意味。走りも中途半端で、本物を知る層から見れば単なる盆栽車に過ぎない!