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「ごめん、やっぱりこの車、長距離は腰が痛くなるかも」 助手席の彼女が小さくため息をついた。俺の愛車、GR86。
休日のサービスエリア。隣に停まった静かで快適そうなハイブリッドSUVから、幸せそうな家族連れが降りてくる。ふと自分の車を客観視してみた。 低い車高に、少しヤンチャなマフラー音。サスペンションは路面の凹凸を正直に拾い、後部座席はもはや「手荷物置き場」でしかない。ネットを見れば「イキリオタクの車」「時代遅れのガソリン喰い」なんて揶揄されることもある。痛いところだ。
「次はもうちょっと、普通の車にする?」 彼女の言葉に、俺は少し腹が立った。確かに、大人としてもっと「スマート」で快適な選択肢はある。
でもこれは俺の車だ。 料金所を抜け、ワインディングロードに入った瞬間。シフトダウンしてアクセルを踏み込むと、エンジンの乾いた鼓動が車内を満たす。ステアリングからダイレクトに伝わる路面の感触。車と自分が完全にシンクロする、あの圧倒的な高揚感。
横を見ると、俺が子供のように笑いながらハンドルを握る姿を見て、彼女も呆れたように、でも少し嬉しそうに笑っていた。 「仕方ないなぁ。あなたがそんなに楽しそうなら、もう少しだけ付き合ってあげる」
「何様だよ、不満があるなら出でけよ」
不便だ。うるさい。スマートじゃない。 でも、この運転席の笑顔だけは、どんな高級SUVでも買えないんだ。

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コメント一覧 (2件)
自分で操っているという感覚を一番ダイレクトに味わえる、現代に生き残った最後の純粋なスポーツカー!
走りや楽しさは認めるが、スバル製エンジンのガサツな回転フィールと、400万近い割にプラスチック然とした安っぽい内装が無理、どこにでもいる量産型感も萎えるし