どちらかに投票してコメントを書こう!
押してコメント欄へひとっ飛び
↓
「ガソリン車こそが最強だよ(笑)。電気自動車なんて、まだ早いぜ」
助手席に乗り込むなり、根っからの車好きである友人が鼻で笑った。私のテスラ・モデルYの、物理レバーすら極限まで削ぎ落とされた殺風景な内装を見て、「で、ウインカーはどう出すんだよ?」と呆れ顔だ。
「まあ、乗ってみろって」
私は無音のまま車を発進させ、高速道路の合流でアクセルを深く踏み込んだ。その瞬間、ドンッ!と背中を蹴飛ばされるような、モーター特有の暴力的な加速が襲う。ギアが下がりエンジンが唸るタイムラグは一切ない。意思がそのまま速度に直結するこの感覚こそ、一度味わうとガソリン車に戻れなくなるEV最大の麻薬だ。友人も一瞬、シートに押し付けられて言葉を失った。
「……速いのは認める。でもさ、車を操る『魂』がないよ。これじゃただの走る家電じゃん」
友人は負け惜しみのように言う。確かに、モデルYは走るガジェットだ。ソフトウェアのアップデートで機能が勝手に進化するワクワク感はあるが、エンジン音や振動といった「情緒」は皆無。乗り心地もバッテリーの重さのせいで硬く、路面の段差でガツンと揺れる。
そして、EV最大の試練はパーキングエリアで訪れた。急速充電器にプラグを挿し、「30分くらいコーヒー飲もうぜ」と誘う私に、友人は勝ち誇ったように言った。
「ほら見ろ。ガソリンなら3分で終わるのに、わざわざ30分も時間をドブに捨てるのか?」
痛いところを突かれた。冬場はヒーターで航続距離がゴリゴリ減るし、長距離ドライブでの充電待ちは、どう好意的に解釈しても「不便」だ。
「でもさ、お前がガソリンスタンドで震えながら給油してる間、俺は毎朝、自宅の駐車場で満充電のポカポカの車に乗り込んでるんだぜ?」
私がそう反論すると、友人は少しだけ黙り込んだ。
充電の30分を「無駄」と切り捨てるか、「優雅な休憩」と捉えるか。物理ボタンのなさを「手抜き」と批判するか、「未来」と称賛するか。 完成され尽くしたガソリン車か、不完全で刺激的なEVか。この究極の二択、あなたならどちらの鍵を選ぶだろうか。

本音をぶつけろ!
コメント一覧 (2件)
電気自動車とか乗ろうと思わない!
外観も金魚みたいで個性に欠ける。航続距離の不安や充電の手間を考えると、結局は意識高い系だけの不便なガジェット。車としての情緒が皆無笑
みんな時代遅れだな!
ミニバン並みの積載量と圧倒的な加速性能が両立し無駄を削ぎ落としたミニマリズムな内装や、常に最新機能へ更新されるワクワク感は、既存のクルマにはない未来の体験。一度乗ったら、もうガソリン車には戻れない!